アラフィフからの生き方スキル

アラフィフに入り、まだまだ長生きしたい気持ちでいます。アクティブ長生きライフを研究しつつ発信します。

父の死、母の一人暮らし、この1年

このブログを前回書いてから1年過ぎていました。
この1年に多くの出来事がありました。
まずは3月からパートタイムの仕事を始めたこと。
自分が向いている仕事が会計ではないかと思い始めてから比較的すぐに、昔の上司から知り合いの会計事務所で働かないかというお誘いを受けました。簿記資格もっていませんが働からうことになりました。コアタイムが比較的短いので家庭と育児とを両立できそうだと思い始めました。

仕事が始まると両親の対応ができないことが多くなってしまいましたがケアマネジャーさんとやりとりし、妹にも頼ってなんとかギリギリなかんじで過ごしていました。

4月のある日、父が食べ物をのどにつまらせ、息ができなくなり一瞬心臓が止まりました。妹が救急の方からの電話にこたえながら心臓マッサージをし、救急車に運ばれ入院。心臓がとまったのは確かですが、その後息を吹き返し、ICUで治療を受けました。ICUの先生いわく、「6分間心臓がとまったのに息を吹き返したのは奇跡です」とのこと。
ただ、その日から父は食べ物を口から入れて食することができなくなりました。つまり、胃ろうになります。
胃ろうは手術をともなうことと様々なリスクもあるので家族の同意が必要です。家族で話し合い、胃ろうを進めることに同意しました。

父は食べることが好きでした。思い返す父が食べ物をのどにつまらせる数日前、私たちも一緒に食事をしたのですが、肉をここ最近食べていなかった父が、すき焼きの肉をおいしそうに食べたのです。そしてビールまで飲もうとしました。当然、とめましたが。。
妹と、あれは最後の晩餐だったね、と言っています。
父の好きなすきやきを最後に食すことができてよかった。

父の胃ろう手術は無事におわりましたが、胃ろうとなるとケアが必要です。父のケアを高齢で認知力の衰えている母が対応するのは難しいので、胃ろう後の滞在を療養病院に入院することにしました。
救急病院のような設備はそろっていないのでいざ危険な状況にあっても延命措置はしないという同意の上の入院です。
透析もしてもらい胃ろうのケアもしてもらうためにはそれしか選択肢がありませんでした。
入院費用が心配でしたが、父の場合入院費はかからず、紙おむつやパジャマ代のみの負担ですむとのことでした。

入院後スムーズにいったわけではなく、足の指先が壊死しかけていることなどもあり検査でもといた病院に再び行くなどしましたが、この検査のときに久しぶりに母と父がゆっくり話ができたのはかえってよかったかもしれません。

父がかなり弱っているのは目に見えてわかっていたのでもうあまり長くはないだろうなと覚悟はしていましたが、その時は突然やってきました。

私が仕事中に病院から電話があり、息が苦しいようだとのこと、すぐにきてもらえるかといわれかけつけました。家族で一緒にきてほしいとのことだったので、病院がすぐ近い母のほうには私を待ってからいってほしいと伝えました。
ところが向う電車の中で再び病院から電話があり、「じつはもう危険な状態」ということを言われ、あわてて妹に電話し、先に母と病院に行ってほしいと伝えたのです。しかし結局タイミングは私がかけつける時間とそれほど変わらず、、病院についたときには父はすでに息をひきとっていました。

胃ろうをしてから1か月しかたっていませんでした。

父が亡くなって直後は葬儀でばたばたで、悲しみよりも忙しさに追われていました。父の亡くなる数か月前はずっと入院だったので、亡くなってからも父は入院しているような気がしてしまいます。

父が亡くなったのは7月8日、葬儀は11日、私の誕生日でした。

母は、葬儀が終わってしばらくは元気がなかったです。悲しみに暮れるというところまではいきませんでしたが、ほかにもショックがありました。
父を亡くすまえに、仲良くしていた義理の姉が突然亡くなったのです。立て続けに近しい人を亡くすという悲しいことがあったのですが私はなかなか寄り添うことはできませんでした。

会えば毎回父と義理姉のことを繰り返し繰り返し話して、私にはそれに対してなんとも答えることができませんでした。

私の代わりにケアマネジャーさんが親切にかかわってくださり、デイサービスやお掃除してもらうヘルパーさんの提案をしていただき、新しい生活パターンに徐々にシフトしていくことができました。
デイサービスは最初から合うところを見つけるのは難しいとも思いました。
母は幸い2つめのデイサービスが合ったので今も継続して週に3日行ってます。

妹は父が亡くなって3か月後くらいにイギリスへ戻りました。その後、母の一人暮らしが心配でしたが、アレクサでテレビ通話ができるので様子を見たり、時々実家にいき様子をみています。母は「大丈夫よ」と言ってますが、、最近は朝起きるのが遅くなって一日の過ごし方が規則正しくなっていないのが気になります。
幸い、犬が一緒にいるので犬のおかげで散歩いったり世話したりするので日々の暮らしがなんとかこなせているのではと思います。

母は身体は元気、けど認知症は徐々に進んでいます。
身体も頭も元気、となってほしいですが認知症はもう進一方で悲しいです。